20代の剛毛くん。ハハハ、俺も相当剛毛だったけどな!へっ
20代の頃、将来ハゲたらどうしようと考えた。 ポジティブ思考の俺は、ある方法を思いついた。 ハゲを楽しめば良いと。
その方法とは、ハゲにハゲとバカに出来る唯一の特権を手に入れたと思えば良いと。 ハゲにハゲと言うのは口の悪い俺でも流石に言えない。デブにデブと言うのと次元が違う。 ハゲはかなりナイーブである。 しかし、自分がハゲているなら話は違う。 ハゲにハゲとバカにしても、『おまえもハゲてるがな』と究極のハゲ自虐で収まる。 ハゲても良い事がある!と若い俺はハゲを恐れない人間になっていた…
甘かった…ハゲてやっと解った。 とてもバカに出来ない。 おまえもハゲてるがななんて言われた日には自覚があっても恐怖でしかない。
実際、 『最近薄くなってきてリーゼントが出来ないんだよね』っていつも優しい友達に言ってみた。 『リーゼントやる歳でもないだろ』と。 こいつ、遠回しに薄くなってきてる事を認めやがった。 吐きそうになった。 もう、こんなやつとは話したくない。
ハゲはナイーブなんだ。